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池田眼科クリニック
〒140-0013 東京都品川区南大井1-6-6
診療時間 | 9:00~12:30 15:00~18:30 |
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休診日 | 水曜、土曜午後、日曜、祝祭日 |
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加齢黄斑変性は、網膜の一番重要な視力に関わる部位である、黄斑部に加齢とともに傷ができてしまう病気です。日本人の中途失明原因の第4位の病気で、萎縮型と滲出型に分かれます。萎縮型は徐々に網膜の神経細胞が死滅し、進行が非常にゆっくりです。滲出型は脈絡膜新生血管が出血を繰り返すため、それに伴い視力が低下します。症状としては以下のようなものがあります。
中央の部分が歪んで見える
中央が黒く見える
中央が小さく見える
中央部分が見えずらい
特に問題となる滲出型の加齢黄斑変性は、加齢とともに老廃物が網膜色素上皮の下にたまり、そこに炎症が生じ、VEGF(血管内皮細胞増殖因子)という物質が発生することで脈絡膜新生血管が増殖し、視細胞を破壊することで視機能が低下する病気です。
滲出型の加齢黄斑変性の治療としては、以下の3種類があります。
①抗VEGF療法:抗VEGF薬を硝子体内に注射することで脈絡膜新生血管を退縮させる治療。
②光線力学療法:特定の波長の光に反応する薬を注射し、その薬が脈絡膜新生血管に到達した後に、その波長の非常に弱い光を照射し、脈絡膜新生血管を退縮させる治療。
③レーザー光凝固:脈絡膜新生血管が黄斑中心部(中心窩)より離れて存在する場合にレーザー光線で脈絡膜新生血管を退縮させる治療。
加齢黄斑変性の予防
喫煙している方は、していない方より発症し易いため、禁煙をお勧めします。緑黄色野菜に含まれるルテインという成分も予防効果が報告されているため、ルテインを含んだサプリメントの摂取も推奨されます。