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池田眼科クリニック

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結膜炎

結膜炎

結膜とは、”くろめ”の周りの”しろめ”のことを指します。結膜炎とは、その"しろめ”が炎症を起こすことで、”しろめ”が赤く充血している場合は、すべて結膜炎という病気です。

 

外来には多くの結膜炎の患者さんが来院されますが、そのほとんどは①細菌が原因の細菌性結膜炎、②花粉症などのアレルギーが原因のアレルギー性結膜炎、やや稀ですが③アデノウイルスが原因の流行性角結膜炎のいずれかです。症状や所見から診断できる場合もありますが、重症化した場合は一通りの診察では診断できないこともあります。

 

それぞれの結膜炎は治療方法が異なります。結膜炎を正しく診断できなければ、当然正しく治療することができません。そこで、診断に迷う場合には、塗抹検鏡という検査を行って診断を確実なものとします。塗抹検鏡とは、結膜炎の患者様の”めやに”を採取し、その”めやに”に特殊な染色を施し、それを顕微鏡で観察するというものです。具体的には、ディフ・クイック®を使用したギムザ染色を行います。

  • 1
    細菌性結膜炎

 

ギムザ染色で好中球を多く認め、好中球の中に菌体も確認できるため、細菌性結膜炎であると診断できます。治療としては、抗菌剤点眼薬を使用します。

 

  • 2
    アレルギー結膜炎

 

ギムザ染色で好酸球を多く認めるため、アレルギー性結膜炎であると診断できます。治療としては、抗アレルギー点眼薬や症状が強ければステロイド点眼薬を使用します。

 

  • 3
    流行性角結膜炎

 

ギムザ染色でリンパ球を多く認めるため、流行性角結膜炎であると診断できます。流行性角結膜炎はアデノウイルスが原因ですが、治療薬はなく約2週間ほどで自然に治癒します。ただし、非常に感染力が強いため、治癒するまでに他人にうつさないよう十分な注意が必要です。

 

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